mismith
年末年始は、昨年に続き二度目の青森に行きました。
昨年は関西とさほど気温が変わらず、積もっていた雪はほとんど溶けていましたが、今年は状況が一変。
平年の3倍という記録的な豪雪が街を覆い尽くしていました。
街中では絶え間なく除雪や雪かきが行われていますが、降り続ける雪には追いつかず、雪の移動先も限界に達しているようでした。
積み上げられた雪の高さは身長をはるかに超え、建物の2階に届くほど。青森の街全体が、まるで雪に飲み込まれたような景色に包まれていました。
次々と公共交通機関が運休になるため、目的地への移動を最優先にしました。
高く積もった雪道を歩くのは延々と砂漠を歩いているようで、ホテルに到着しベッドに横たわると歩いている間は気づかなかった疲労が一気に押し寄せてきます。
大量の雪が舞い散る街の空や、花のように雪を纏った街路樹には美しさを感じつつも、一年前とはまるで異なる青森の光景に自然の脅威を感じました。外出の回数を極力減らすために食糧をまとめ買いし、ホテルに籠ることにしました。
最も不安だったのは、帰りの飛行機でした。前日の同時刻の便が欠航になっていて、天気が回復しなければ同様に欠航になる可能性が高いと思いました。欠航になった場合の代替案を考えつつも、予報ではフライト時間帯に一時的に天候が回復する見込みだったため、その希望にかけることにしました
出発予定時刻には遅れが生じたものの、離陸時には朝までの大雪が嘘のように晴れ渡り、無事に飛び立つことができました。
予想外の大雪に右往左往しているうちに迎えた2025年。今年は自分に足りないものを補うことを目標に考えています。
直近の1年半ぐらいは、仕事に関しては持っているスキルでできることに全力を尽くし、写真に関しては撮影ばかりやっていました。
言わば、持っている力をそのまま活かして量をこなすことに注力してきた期間でした。
しかし、今年はその延長線上ではなく、自分に足りないものを明確にし、それを補うための行動をする年にします。
つまり、苦手なことに取り組んだり、試行錯誤を繰り返し、悩み考える年になりそうですが、新しい世界を期待して前向きに頑張ろうと思います。